予防
きれいで健康な歯・歯肉を維持するには日ごろの手入れが欠かせません。正しい方法で毎日の歯ブラシや補助器具の使用、フッ化物応用や定期的な歯石除去やクリーニングなどの定期検診が大事になってきます。

歯ブラシについて

歯ブラシには、ヘッドの大きさ、毛の並び方、毛の長さ、毛の固さなど多種類がありますが、一般的に大きな歯ブラシを使っている患者さんが多いようです。ご自分の口腔内にあわせたものを選ばないと、効率が悪く歯垢を落とすことができません。

歯磨き粉について

歯磨き粉は研磨剤の効果と、フッ素の効果があります。研磨剤を使わないと、食物の色素が歯の表面に着色してきます。乱暴に歯ブラシすると歯が削れてきますが、1日に一度は歯磨き粉を使った方が良いと思われます。フッ素の効果を期待するためには、大人の場合0.8g位の歯磨き粉が必要とされています。ブラシの部分で半分以上にのせる必要があり、なおかつあまり口をゆすぐと薄まってしまいます。口の中に歯磨き粉が残った感じであまり気持ちよくないかもしれません。できれば、フッ素専用のもの(水溶液、ジェルなど)を使用した方がよいでしょう。

補助器具について

歯並びが悪かったり、歯周炎で歯ぐきが下がっている場合、差し歯があわなくなっている場合には、歯ブラシだけでは取りきれないことが良くあります。この様な場合には、歯間ブラシ、デンタルフロス、棒状歯ブラシ(プラウト)など、補助的な器具を使うと効率よくきれいに歯垢を落とせます。

染出しを行ったブラッシング指導

歯垢を染色液で染め出して、どこに歯垢が付いているか検査します。新しい歯垢は赤く、古い歯垢は紫色に染まります。患者様本人にも確認していただき、ハブラシの当て方を練習していただきます。